2015/8/25(火)~10/13(火)まで開催されている限定クエスト「発見!断崖の秘境」をフルコンプすると出現する超高難易度「集う絶望、破滅の饗宴」をクリアする為の装備の敷居があまりにも高く、なんとか自力でクエスト出現までたどり着いたものの、その頃にはイベント期間満了間近かつ上位ランカー組は全てクリア済み、ワールドチャットで募集しても反応なしで断念・・・という状況に見かねLobiを通じて有志を募り発足した「玉をGETする会」についてのご報告です。
きっかけは一人の有志から
なんとかしようとLobiに投げた最初のメッセージ、今思えばこんな構成でクリアできるわけねーだろ!と突っ込みたくなりますが、まぁこの時はハッタリでもいいから希望を含んだ呼びかけをしたかった一心だった気がします、ちなみにこれに対しての反応イマイチでした。
しばらくしてゲーム内で一見のDMが届きました。
「僕もずっと同じ気持ちでした、実力さえあれど人やチャンスに恵まれない人が多い状況ですよね、何か力になれれば!」
ちょっと諸事情で名前は伏せますが、この「玉をGETする会」の発足のきっかけになったキーマンからの返事でした、この時はたった一人だったけどなんだかワールド全員から後押しされたかのような心強さを感じのを覚えています、もうあとは勢いだけだ!そう思ってワルチャで呼びかけを始めだしました。
集まる未クリア、倒せぬ絶望
ワルチャするやいなやすぐさま集まったのは数十名の・・・「未クリア」の方々、そらそうですよね!圧倒的にそっちの人数のほうが多いわけだし、こんな面倒なことに首を突っ込む人とか早々いないでしょうし、分かっていたこととはいえ一瞬脳裏に
(これ・・・大丈夫かな・・・?)
という不安がよぎる、ただこの時(延長前の)イベント終了時間まであと1日あるかないかという土壇場、とりあえず有志のキーマンと未クリアさんに当時不安定だった攻略法を伝え突撃することにしたのです。
──結果、惨敗。
この時、自分がクリアした時の環境がいかに恵まれていたのかということを痛感、みんなが攻略できる!敷居が低い!をモットーに攻略してきたつもりがいつの間にか楽なほうへ楽なほうへと流れていっていたんだと思い知りました、そういえば僕がクリアした時にとある方から
「君をもってしても火力ゴリ押しでしかクリアできなかったのか、みんながクリアできる方法を期待しているよ」
というDMを頂いたことを思い出す、この頃からログレスに対してちょっとした「?」が浮かぶようになったんだよなぁ、今思えばここが分岐点だったのかもしれない、・・・とこの話は別の記事で。
初陣から10時間ほど経過した時に有志のキーマンが仕事で離脱。
この時、彼は夜勤からの徹夜からの夜勤という状況で他のメンバー含め、精神的にも体力的にも限界に近かったような気がします。
ただ確実に前進していることをみんな感じていたせいか悲壮感みたいなものは一切なく、むしろ負けるたびに早く次!次!という不思議な勢いがついていたんですよね、あの時に誰か一人でも「もう無理だ」って言っていたら会自体がなくなっていたんじゃないかとすら思ってしまいます、そんな印象的な場面でした。
はじめの一歩
キーマン離脱後に様子を見に来てくれていた旧友を加えリベンジすることに。
この時の状況としては、悪い点は全て洗い出せていたけれども、それを100%解決する材料がなかった、という感じだった気がします、そしてそんな中、遂にその時がきました。
開始から12~3時間経った頃だったかな?タリーズコーヒーで朝からサボリーマンしつつ気付けば外は真っ暗、嫁からのLINEもフル無視してもぎ取った初勝利の瞬間です。
この時これでやっと「始まった」だけだったのにもう全てが終わったかのような達成感があったことを覚えています、今思えばこの気持ちがあったからこそ、だったんだなと実感しています、初期メンバーの皆さん本当にお疲れさまでした。
そしてこの後、もっともクリアに近い条件の方を優先して交代にクリアしてもらい、10名いくかいかないかというところでイベント期間終了、会は解散することとなりました。
まさかの延長、そして飛躍の時期へ
イベント期間終了前夜、もしかしたらログレスの運営のことだから実装予定のクエが間に合わず延長!・・・なんてこともあるかもしれないし会の解散はメンテ後にしますね!と言っていたらそれが現実に!すぐさまワルチャで再開を告げ、会を再開。
この延長を機にメンバーは一気に増え、クリア済みメンバーがヘルプに回るなど全てが好転、更にイクリプス確定ガチャの影響でベルセルク持ちも増えヘルプ要員が急増という理想の展開に。
この頃から徐々に中核となるヘルプメンバーが現れだし、会は大きな変化を遂げていきました。
確立された「高速Ver」
イベント延長からしばくして勝率もかなり安定しはじめ、メンバーの増加も加速し始めた頃のこと。
初期の攻略メンバーと別動をはじめたクリア済みのメンバーとヘルプメンバーが徐々に現れはじめ、彼らは独自にある攻略スタイルを研究し始めていたんです、いわゆる「瞬殺PT」というやつです。
この手法は裏クエ出現当初にW2だったかな?の方からクリア報告があったやり方で、ざっくりとしたひな形こそあるもも詳細は一切不明という状態、それを推測から徐々に理詰めしていき深夜まで練習を繰り返して確立したのがこの別動メンバー達でした。
高速Verの様子はこちら
※テリのやり方は確立した神楽さんから「神楽式」と、女神・ベルの重複調整は「ユーキ式」と呼ばせて頂きたい。
本来ならば神楽さんにも同席して頂いたうえで撮影したかったのだけれども、録画環境の都合でどうしても参加頂けませんでした、残念。
正攻法か高速か?みんなの想い
この頃から飛躍的にクリア人数は増え、サソリの前には未クリアの人が一列に並んで待機するような状態に、入会する速度よりクリアする速度のほうが圧倒的に早く遂にはグルの人数が定員オーバーとなり「第二支部」と呼ばれるグルが誕生したのもこの頃。
そしてこのころ僕はどんどんクリアしていってもらえる喜びと半面、「本当にこれで良かったんだろうか?」という葛藤があったんですよね。
この会でお互いが関わり合って、歯車として噛み合ってクリアしてもらうことでログレスの楽しみ方を知ってもらいたいという気持ちから始めたこともあって、それが本当にこのやり方で達成できるのか?という疑問があったんです。
正直言って積み上げてきた時間からくる悔しさみたいなものあったし、別動メンバーとは少し精神的に距離があった時期だったように思います。
「装備がなくてもクリアできる余剰枠」
という絶対的なメリットがありつつも認めたくない気持ち少しあって、「サクっと班」 なんて呼び方をしてしまったりしてメンバーには嫌な思いをさせていたんじゃないかと後悔した時期です、みんなごめんね。
結束と使命
イベント期間も折り返しを過ぎ終盤に差し掛かった時期、会は完全に高速パテ一色、初期のヘルプメンバーはいつの間にか脱退、残留しているクリア済メンバーやヘルプも沈黙しているような状態でメンバー数だけが日に日に増えて行きました。
一見盛り上がっているように見えて何か違和感のあるような空気が漂っていたのはもしかしたらこのへんの温度差によるものだったのかもしれないなと思います。
このころ僕は
「自分の理想だけでクリアできる人とできない人を決めるというのはただのエゴじゃないか?」
と思い始めていた頃で、グル内でも方向性について話すことがしばしば。
そんな時、メンバーの神楽さん(高速パテのテリを確立した人)から中核ヘルプメンバーだけを集めた会議室的なグルを作ってみては?という提案が、そこでできたのが「玉グル控え室」でした。
このグルが終盤に鉄の結束を作るきっかけになるなんてこの時は思ってもいなかったんですよね、これがなかったらもしかしたら会自体が頓挫していたかもしれない、と思うほど。
これをキッカケに徐々に会はまとまっていき、とにかく多くの人の為に役に立ちたいという使命みたいなもので一本化されいくこととなりました。
最高の結末、閉会の日
まとまった会の勢いは留まることなく、途中で未クリアが枯渇する状態が続いたほどでした。
メンバーとの話し合いで最終日の駆け込み需要の対応は無責任が生じる可能性があるという結論のもとイベント終了二日前に募集は締め切り、会はメンバーの紹介のみ加入という形に。
そして閉会の日。
本当におめでとう、そしてお疲れ様でした!
間違いなくログレスライフの中で最高の一日になりました。
「楽しみ方」は与えられるものじゃなく、自分で作るものなんだと実感させられました。
こんな長文を最後まで読んだ人は少ないとは思いますが、この気持ちが全ワールドに伝わることを願って・・・。
by Qlay